今回のご依頼は浜松市のお客様より、RAID1のハードディスク(HDD)が壊れたトラブルのパソコン修理・サポート事例をご紹介いたします。
DELL製デスクトップパソコン【Precision 3660】の症状・ご相談内容
RAID1のハードディスク(HDD)が壊れた
RAID障害の原因
- ハードディスク(HDD)の故障
- RAIDコントローラーの故障
- RAID構成情報の損傷
- RAIDソフトウェアの不具合
RAID(レイド)とは、複数のハードディスク(HDD)をひとつのドライブのように管理し、データの安全性やアクセス速度を向上させる技術のことで、経年劣化によるハードディスク(HDD)の故障によって、RAID障害が発生してしまうことがあります。
ハードディスク(HDD)は、プラッタ(データを記録する円盤状の部品)・磁気ヘッド(プラッタ上のデータを読み書きする部品)・スピンドルモーター(プラッタを回転させる部品)・スイングアーム(磁気ヘッドを動かす部品)などの部品で構成されていますが、長期間使用することによって摩耗し、いずれは正常に動作しなくなってしまいます。ハードディスク(HDD)には寿命があり、使用状況により異なりますが、一般的には4~5年程度が寿命の目安といわれています。ハードディスク(HDD)の故障によるRAID1の障害は、新しいハードディスク(HDD)にデータをコピーするリビルド(再構築)作業で復旧可能ですが、リビルドはハードディスク(HDD)に大きな負担をかける作業なので、万が一に備えてバックアップを取っておく必要があります。
RAID障害が発生したときに起こる症状
- データにアクセスできない
- RAID機器が起動しない
- エラーメッセージが表示される
- システムが不安定になる
- 異音がする
ハードディスク(HDD)の寿命が近づいたときに起こる症状
- パソコンが起動しない
- 頻繁にフリーズする
- パソコンの動作が異常に遅い
- ブルースクリーン(青い画面)が表示される
- パソコンから「カチカチ」と異音がする
診断結果・パソコン修理内容のご紹介
ハードディスク(HDD)に物理障害が発生して、RAID障害は発生している状態でしたので、リビルド(再構築)作業をご提案させていただきました。

リビルド(再構築)作業を行います。
Intel Optane Memory and Storage Managementを使用して、RAIDのリビルド(再構築)を行います。

故障したハードディスク(HDD)を取り外し、新しいハードディスク(HDD)を取り付けます。

RAIDボリュームの作成を行います。

リビルド(再構築)を開始します。

リビルド(再構築)作業が完了し、2台のハードディスク(HDD)がRAID1として再構築できました。
ハードディスク(HDD)を長持ちさせるためにできること
パソコンを使い続けるうちにハードディスク(HDD)は少しずつ劣化していき、やがて寿命がきて故障してしまう部品ですが、日頃のパソコンの使い方に気を付けることでハードディスク(HDD)の寿命を延ばすことができます。
具体的には、パソコンを使用しないときは電源を切る・適切な温度の環境でパソコンを使用する・パソコンの内部や通気口の埃を取る・電源が入っているときに強い衝撃を与えない・強制終了をしないなどが挙げられます。パソコンの使い方によってハードディスク(HDD)の寿命を延ばすことはできますが、前兆もなく突然故障してしまい、ハードディスク(HDD)に保存されている大切なデータが消えてしまう可能性もありますので、定期的にバックアップを取るなど、データを失わないように日頃から備えておくことが大切です。
今回は、RAID1のハードディスク(HDD)が壊れたトラブル解決事例をご紹介させていただきました。
リビルド(再構築)作業により、RAID障害が改善されるだけではなく、記憶装置の寿命が延びるリットもあります。
RAID1のハードディスク(HDD)が壊れてお困りのときや、データにアクセスできないなどのパソコントラブルでお困りのときは、パソコン修理専門店のエルコンシェルにご相談ください。
エルコンシェルでは、浜松市を中心に磐田市・袋井市・周智郡森町・掛川市・菊川市・御前崎市・湖西市の静岡県西部で、持込・出張のパソコン修理・サポートに対応しています。パソコン修理・サポート実績30,000件以上の技術力による最短修理と、即日対応と駆けつけスピード最短15分の対応力で、パソコンやインターネットのどんなトラブルでも即解決いたします!
お気軽にお問い合わせください。
0120-776-023
営業時間 9:00-21:00
(年中無休・土日祝もOK)